竹原市 安芸の小京都 瀬戸内に臨む
みなさんこんにちは! 好例恒例のご無沙汰です(^^;)
お花もいっぱい咲いて、春うららのようでもあり花曇りで肌寒いようでもありますね。
モモ:サッカーボールなんて見慣れないでかいヤツなんだねー。
momiji:おまえさん、おっかなびっくりじゃないんかいのう。
モモ:そんなことないよ、エイヤー、ほらこのとおりだっ!
momiji:おまえさん、すっかり腰が引けてしまっとるがのう。
語り手:さて今回ご紹介するのは、先日行った瀬戸内海沿岸中央部の広島県竹原市ですよ(^^)
竹原のどこに行ったかって?
そうここは青丸のゴルフ場なんですよね(^^)
取引先のゴルフコンペがあったのでお付き合いしてきたのですが、いい所なので竹原市をしっかりご紹介しちゃおうというわけです(^^)
まずゴルフ場ですがね、ここは景色が素晴らしいところなんです。
瀬戸内海がすぐ目の前に広がっているんですね!
はるか向こうには「しまなみ海道」の島々や橋梁がかすんで見えます。
カートもどんどん海辺のコースに出ていきますよ。
多くのホールが海の見える位置に設計してあります。
そういうところで打ち出していくのは気分がいいものですね(^^)
芝生のやわらかなグリーンもいい感じの色合いです。
パー3のショートホールでは、ピンのそばに一番近かった人がニアピン賞をもらえるのですが・・・
見えにくいですね、ピンの手前に小さな旗が立っているのですが、私の第1打はそれより3m遠かったです(^^;)
コースの途中には休憩所があって、ここも瀬戸内海が眼前です。
珍しいことに地酒が置いてあり、「竹鶴(たけつる)」という日本酒と、「がんぼう」という焼酎がありました(^^)
ワタクシ「竹鶴」は大好きなんですよね(^^;)
季節がら八重桜が満開でほほ笑んで迎えてくれましたが・・・
つつじはどうやら5月が本番のようです。
ゴルフにはハザード(障害)が付きもので、OB(アウトオブバウンズ)やクリーク(水路)に打ち込んじゃうんですよね(^^;)
人生アンラッキーと思いきや、クリーク上を飛び石のように跳ねて向こう岸に乗っかるラッキーだってあるんですよ(^^;)
逆に人生のドツボみたいなバンカーもあり、(砂が白くて細やかで美しいワナなのですが)打ち出せなくて10打も打ち込む方もおられました、お気の毒でした(^^;)
そんな時に救われるのが・・・
昼食ですね、今日はあったかいのでビールいきましょう!
まずはおつまみ3点セット、枝豆、ジャコテン(小魚のさつまあげ)、やわらかイカの一夜漬けですね(^^)
海老フライやタコメシの昼食など、ともに瀬戸内のお魚は美味しいんです。
さてさてゴルフのお話はこれくらいにしといて・・・(^^;)
赤丸の竹原市は「安芸の小京都」と呼ばれ、平安時代には京都下賀茂神社の荘園がありました。
瀬戸内海に面しているため、江戸時代には赤穂と並ぶ製塩地でした。
また北前船の寄港地でもあったため、市内には神社仏閣、旧家が多いのも特徴です。
街並み保存地区は国の「伝統的文化都市環境保存地区」に指定されています。
趣のある通りに町屋が軒を並べています。
そうした中に「歴史民俗資料館」や「街並み保存センター」があり、その歴史を伺うことができます。
かと思えば、松竹のアニメ「たまゆら」の舞台であったり、大林宣彦監督の「時をかける少女」のロケ地だったりします。
有名人を多く輩出したのもここ竹原市であり、儒学者で歴史書「日本外史」を著した「頼山陽」、所得倍増計画の第58代総理大臣「池田勇人」らですね。
そして話題に登りつつあるのが・・・
このつくり酒屋で1894年に生まれた「竹鶴政孝」ですね。
今年度後期のNHK連続テレビ小説に予定されている「マッサン」の主人公です。
竹鶴政孝は、父は分家でしたがここ本家の竹鶴酒造の後継を任され、その三男としてここで生まれ育ちました。
彼は元来酒造に興味を持つ環境にあったわけですが、大阪大学の醸造科では洋酒に興味を持ち、23歳の時にスコットランドのグラスゴー大学に留学しています。
そしてそこで知り合ったリタと、周囲の反対を押し切って結婚し技術を持って帰省します。
寿屋(サントリー)に迎えられた政孝は、スコットランドと風土の似ていた京都山崎に蒸留所を建て、工場長となります。
摂津酒造では「赤玉ポートワイン」を一躍有名商品に仕上げました。
サントリーを退社した政孝は、1934年に北海道余市に醸造所を建てました。仕込みから製品になるまでには年数を必要とするため、当初はリンゴジュースを作ってしのぐため、大日本果汁(株)を設立しました。
そして名称を「ニッカ」とし、国際品評会でも本場をしのぐウヰスキーに仕上げたのです。そうした功績から彼は「日本のウイスキーの父」と呼ばれています。
それを支えたのが「青い目の大和撫子」、関西弁と日本料理が得意な妻リタでした。リタは政孝のことを「マッサン」と呼んだそうです。
彼の生き様を「亀山政春」としてモデルにしたのが、NHKの「マッサン」ですね。
「安芸の小京都」には風情ある街並みや商店が多く残っています。
このお店は江戸時代の瓦を利用した「鬼瓦そば」が有名なのだそうです。
茶碗の方から見ると、瓦に乗った鬼の面がわかりますね(^^)
モモ:今日はこれくらいにしといたろーかい! 口ほどにもないヤツめ・・・。
しかし竹原って小さい町なのに歴史や文化、人物が有名なんだねー。
momiji:そうじゃよ、お前さんもサッカーボールやゴルフボールばっか追っかけとらんと勉強しんさいよ。
語り手:というわけでみなさん、「ビール」か「竹鶴」か「ニッカ」を頂きながらテレビ小説「マッサン」を味わってみてはいかがでしょうか(^^) じゃあまたねー!