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福井 越前海岸 ゆく夏休み

皆さんこんにちは。ブログ更新も長ーい夏休みでした(^^;)

それにしても大雨が続きましたね、各地の皆さん大丈夫だったでしょうか。

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モモ:暑ーい日やこんな大雨の日はお散歩なし、お家で留守番なんだよねー。

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momiji:それでお前さん欲求不満の「スリッパくわえあばれ」なんじゃな。

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momiji:庭の八朔も暑すぎて実が焼けたり、大雨にたたられたり大変じゃったのう。

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モモ:晴れ間にお散歩したら、こーんな茂みがあったんだよねー。

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語り手:さてこのカラフルな実はなんていう植物なんでしょうかねえ。

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というわけで、今回は福井県の越前海岸、ゆく夏休みを惜しむ旅ですよ(^^)

まずは突端の「越前岬」にある「水仙ランド」、棚田の「梨子ヶ平」、青丸は「呼鳥門」ですね。

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越前岬から南方向は、「梅浦の旅情公園」、青丸の「越前漁港」、「越前がにミュージアム」ですよ。

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越前海岸は奇岩怪石で有名な海岸です。

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北陸の「越前加賀海岸国定公園」に属していますね。

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越前岬を見下ろす「水仙ランド」からの眺めは最高でしたよ(^^)

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白亜の「越前岬灯台」は1940年に建造、高さ130mの位置から50km先まで照らし続けてきたのですね。

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越前海岸で有名なものは「越前水仙」ですね(^^)

例年12月から3月にかけてはこのあたりも水仙の花が咲き乱れているはずです。

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山道を上ってみましょうか。「丹生(にゅう)山地」は標高約500mなんですね。

「梨子ヶ平」は千枚田であり棚田百選にも選ばれています。

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どうでしょうか、棚田のきれいな眺めですよ(^^)

昔は稲作の田んぼだったんですね。

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しかし今は水仙の栽培で、このあたりは一面の群生地なんですね。

淡路島(兵庫)、鋸南町(千葉)とともに、水仙の三大群生地だそうですよ。

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ここから山道を北に進んでみます。

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眼下に望むのは松林越えに海岸と道路です。

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あれは有名な「呼鳥門(こちょうもん)」ではないでしょうか!

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鳥を呼ぶようにポッカリあけた口を道路が通っていますよ。

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海岸まで降りてみました。

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水辺ではゆく夏を惜しむかのように、海水浴に興じる家族連れが楽しそうでした(^^)

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呼鳥門は現在は通行止めとなっており、界隈は公園として整備されていました。

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岩が落ちてくるんですね、金網でしっかり補強されていました(^^;)

これは「凝灰岩」といって火山灰が堆積して岩になったものなんですね。

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このあたりは礫岩(れきがん)といって河口に堆積した丸い石を、火山性のマグマが包み込んだ安山岩でできています。

つまり1600万年前からの堆積岩に、火山の噴火による溶岩が流れ込んで、さらに「隆起海岸」作用で1000年に1mというスピードで浮き上がったところを、海水の浸食作用で複雑な地形になったということのようです。

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さてさて恒例の?お昼になりました(^^;)

海の家のようなお食事処に行ってみましょうか(^^)

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何やら潮の香りというか焼き魚のいーい香りが漂って来ましたよ(^^)

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それはイカ焼き、サザエのつぼ焼き、焼き魚でしたー!

もうこれは食べないわけにはいきません(^^;)

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ワタクシがオーダーしたのは、大アジの開きの一夜干し500円と・・・

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新鮮なイカ焼き500円でしたー!

プリプリでとおっても美味しかったです(^^) 1時間近くもモグモグしていましたよ(^^;) 

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すぐそばの水槽ではこんなお魚や・・・

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あんなお魚がおとなしく・・・

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順番が来るのを待っていました(^^;)

ちなみに余談ですが・・・

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このお店のトイレって、こんなにも広くて開放的だったんですよね(^^;)

トイレの庭のテイレが大変そうでした(^^;) もちろんスイセンですよね(^^;)

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さてさて無事トイレ、いや昼食も済みましたので、南へ下ってみましょうか(^^)

梅浦のあたりには「越前海岸旅情公園」てのがありました。

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神社があったので、家内安全、津波安全をお祈りしたんではありますが・・・

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きっとここは夕焼けに旅情を感じるのかも知れませんね(^^)

越前海岸は西の日本海に面していますからね。

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越前町の魚っぽい?街並みを南下していきますよ(^^)

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ここはご存じ「越前漁港」です。「越前がに」の水揚げで超有名な町ですね(^^)

今これらの船はランプが付いているのでイカ釣り漁船であることがわかります。

そうなんです、越前がにのシーズンは11月上旬から3月下旬なんですね。

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さらに南に進むとカニの甲羅のような建物がありました。

これが「越前がにミュージアム」なんですね。

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「越前がにカップ」は大相撲九州場所の優勝力士に、カニと一緒に贈呈されるんですって(^^)

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展示のコレクションはカニだらけでした(^^)resize0354.jpgresize0354.jpgresize0354.jpgresize0354.jpg

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これらは「可児宏吉」さんのコレクションだったんですね、どおりでカニばかり(^^;)

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モモ:そうかー、こうして夏休みはしずカニ去ってゆくのカニ?

momiji:そうじゃのう、もうそろそろこんな猛暑はカンニンじゃのう。

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語り手:しかしまだまだ熱射病には要注意ですガニ・・・でも冬場の越前海岸はスイセンしますよ(^^;)

というわけでゆく夏休みを惜しむ越前海岸の旅でした。恒例の長文失礼しましたー(^^;)


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東京 日本橋 日本の中心なんだね

みなさんこんにちは! 毎日々よくもこんなに暑いですね(^^;)

今日も日本の何箇所かで40度を超えたんですって、どんな暑さなんでしょ(^^;)

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モモ:あちー日は「ひんやりシート」の上に限るよねー。

momiji:家の中ばかりじゃのうて、お散歩で運動したらどうかのう。

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モモ:お散歩行ったげてもいいけどさあ、その輪っかイヤなんよねえ。

momiji:そんなわがままばかり言える立場じゃないじゃろうて。

語り手:というわけで、今回はお約束どおり東京のお散歩ですよ(^^) やや長めですかね(^^;)

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今回は赤線のように、神田駅の南「新常盤橋」の交差点から「日本橋」まで南下するコースです。

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「新常盤橋」の交差点のビルからは線路の先にすぐ東京駅のビル群が見えています。

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拡大してみると、新装なった東京駅駅舎も見えていますね。

手前は首都高速が横切っていますよ。

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ここから外堀通りを南下します。一度じっくり見てみたかった建物群があるんですよねー(^^)

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左側にすぐ見えてきたのは「日本銀行本店旧館」です。

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この旧館は1896年に建築された重要文化財です。

あの東京駅や日銀大阪支店と同じ「辰野金吾」の設計になり、当時としてはめずらしい石積みレンガ造りです。

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こんなドーム屋根とか・・・

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上階の列柱はバロック様式というそうです。窓はルネッサンス様式であり・・・

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装飾も見事な「ネオバロック建築」というそうです。

ベルギーの中央銀行をモデルにしたのですね。

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そしてすぐ前には南分館があります。

この一帯は江戸幕府の昔「金座」と呼ばれて造幣所があったんですね。

大判・小判の金貨を造っていたからなんです。ちなみに「銀座」は四角い銀貨を造っていたからなんですね(^^)

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この南分館には「貨幣博物館」がありました。

身近なお金の話や展示が4000点もあり見ごたえありましたよー(^^)

しかも入館料・コインロッカーも無料、おまけに警備の方がとっても親切でした(^^;)

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お金にまつわるお土産やお菓子も売ってたんですよね、夏休みの子供たちにはいいかなー(^^)

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間の道路を東に進むんですね。

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すると左側には「三井本館」、右側には「三越本店」です。

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三井本館は言うまでもなく元三井財閥の本拠ですね(^^)

1929年に建築された重要文化財でもあります。ローマ風のコリント式列柱が見事ですよ!

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鉄筋コンクリート製なのですが、花崗岩の石張りとなっています。

「米国新古典主義様式建築」というむずかしーい建築物ではあります(^^;)

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右側の「三越本店」もいかにも古めかしいです(^^;)

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中に入ってみると座席があって涼しくて、とっても嬉しく感じますよ(^^;)

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中央ホールにはなにやら凄いものが鎮座しています!

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天井の装飾ももちろん素晴らしいのですが・・・

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これは一体なんでしょうか。

天女が描かれているようですが・・・

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横から見るとこんなへんてこりんな形ですよ(^^;)

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裏側から見るとこんなです。なかなか迫力があります!

これは実は「天女(まごころ)像」なんですね。「佐藤玄々」氏が妙心寺で10年をかけて製作したそうです。

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よく見ると細かな彫刻や色遣いが素晴らしいです!

「瑞雲に包まれて天女が花芯に降り立つ」像だそうです。そういえば京都の「妙心寺」は「雲龍図」が有名ですよね。

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この雲龍やら花鳥風月のような文様は、京都から来ているのでしょうかね。

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「三越本店」は1673年の昔に「越後屋」として開業、「三井呉服店」から「三越呉服店」と変遷しています。

1914年に鉄筋コンクリートで原型完成のネオルネッサンス様式建築で、東京都歴史的建造物だそうです。

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東側が正面入り口となっていますよ。

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そこにあるのが有名な「ライオン像」ですね。待ち合わせの場所だそうです(^^)

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さてお昼になりまして、昼食は通りをはさんだところです。

こんなところに島根県のアンテナショップがありましたがね(^^)

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目に付いたのは「北海道八雲町」の海鮮料理です。

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お店のお勧めだった限定20食の「いくら丼」980円です。

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イクラがたっぷりにシャケも入ってるんですが、珍しかったのは出汁をかけて頂くお茶漬けです。

半分食べたところで熱い出汁を注ぐんですね。これはワサビ味で美味しかったです(^^)

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さて今回の旅の終着点ですよ。

日本橋川にかかる「日本橋」ですね。重要文化財です。

1603年からなんと19回目の改築だそうです(^^;)

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1911年に完成した石造り2連アーチ橋はルネサンス様式ですよ。

欄干の照明塔装飾には、青銅の獅子像が守護を表し・・・

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麒麟像が繁栄を表すそうです。

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日本橋には「元標の広場」があり、この橋が元五街道の基点であったことを伝えています。

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また「日本国道路元標」や「東京市道路元標」もあります。

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「日本国道路元標」の実際は橋上の石畳の中央にあります。

文字通りここが日本の中心なんだな、というような気分を感じたのでしたー。

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モモ:へーえ、日本橋が日本の中心だったんだねー。

momiji:まーたお前さん、寝たままご飯食べてるんかのう、困った奴じゃ。

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モモ:だって前回の記事で「寝たまま食べれるモモ」として話題になっちゃったもんねー。

momiji:そりゃ単なる「暑さにダレ犬」、「ずぼら食い犬」ってことじゃと思うがのう。

語り手:ということで、皆さんはいくら暑いからって寝たまま食べるなんてことはないですよね(^^;)

     猛暑、酷暑が続きますので、ほんとに用心しましょうね、長文失礼しましたー(^^;)


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京都 知恩院・八坂神社・東寺 悟りの境地なのかなー

みなさんこんにちは! 恒例のご無沙汰です(^^;)

それに最近は東京と京都の記事が多くなっちゃってるんですね(^^;)

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モモ:お外を散歩しても暑いばっかで、食みたい草も元気ないんだよねー。

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momiji:そうかお前さんはそれで家の中ばっかおるんじゃな。

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momiji:ご飯だって寝たまま食べとるし、だれとるのうー。

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語り手:ということで、今回はまたまた京都の話題ですよー(^^;) 恒例のやや長めですかね(^^;)

東山区では茶丸の「知恩院」と赤丸の「八坂神社」、ついでに青丸の「長楽館」ですね。

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そして南区は京都駅近くの「東寺」ですね。

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まずは大みそかのTVで、除夜の鐘によく登場する鐘楼の知恩院です。

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東大路通りから東山の山手に向かってゆるやかに登っていくと大きな門が見えてきます。

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これが知恩院の「看板」とも言うべき、国宝の「三門」です。

1621年に徳川秀忠によって建立されました。

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桁行き26m、高さ24mというのは我が国の古刹で最大の門となります。

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これは裏側から見下ろした姿です。

入母屋造りで本瓦葺きの堂々たる門ではあります。

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さらに石段を上って行って左に見えてくるのは「多宝塔」です。極彩色としっくいの白が美しいですね。

さていよいよ国宝の「本堂」ですよ・・・

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あれえー、国宝の本堂「御影堂(みえどう)」は大修理中でしたー(^^;) みえんどうー(^^;)

これは1639年に徳川家光によるもので、「法然」像を祭ってあります。

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左手に回ってみましょう。

これは「阿弥陀堂」ですね、金色の阿弥陀如来座像がまぶしく輝いていましたよ。

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さらに奥に進むと「法然上人御堂」ですね。

ここには参拝者が訪れ回向が行われていました。奥の方には有名な「知恩院七不思議」があるんですね(^^)

美作の国「誕生寺」出身の法然が、浄土宗を開き終生を賭して布教した総本山なのですね。

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さてお次は今が旬といいますか、7月の1ヶ月間を通して行われている「祇園祭」の本拠「八坂神社」です。

これは南側に位置する重文の「石鳥居」ですよ。

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正面に「舞殿」が見えてきましたね。

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「舞殿」の中には3基の神輿が安置されています。

中央が六角形をした「東御座神輿」で、主祭神の「スサノオノミコト」を乗せるものです。

左は八角形をした「西御座神輿」で、8人の子供の「ヤハシラノミコガミ」を乗せるものです。

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右側が四角形の「東御座神輿」で、妻「クシナダヒメノミコト」を乗せるものです。

その金色と朱と黒の豪華な彩色は目を見張るものがありますね(^^)

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「葵祭」、「時代祭」とともに京の夏の風物詩「祇園祭」は、869年の疫病を祓うための「御霊会」が元になったそうです。

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西に下った「四条通り」に交通規制線を設けて鎮座していたのは・・・

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17日の山鉾巡行の主役「長刀鉾(なぎなたぼこ)」でしょうか。

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南の「五条通り」との間の路地にも山鉾が飾ってありましたよ。訪れたのは13日でしたからね。

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14日から16日までが「宵山」ですね。浴衣のお嬢さん方もいいですね、似合いますね(^^)

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「コンチキチン」と祇園囃子に合わせて巡行が行われるんですよね(^^)

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てっぺんの矛に悪霊を移し宿らせることで、疫病(悪霊)を平定しようとしたのですね。

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昔京の地は内陸の湿地帯だったため、天然痘やマラリア、赤痢やインフルエンザなどが流行ったんですね。

人々の切なる思いというか、お祓いに願いを託したわけですね。

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ついでと言ってはなんですが、八坂神社の東隣に瀟洒な建物が目を引きました。

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これは明治の「たばこ王」と言われた「村井吉兵衛」の別荘なのですね。

米国の技師「T.Mガーディナ-」の設計による1908年の建築です。

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「丸山公園」の南端に位置するロココ様式建築物として、京都市の有形文化財に指定されています。

それではいよいよお待ちかね?(^^;)の「東寺」ですよね。

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「北大門」は重文であり鎌倉時代の創建です。

「東寺」は「嵯峨天皇」が「空海」に命じて開基した寺院ですね。

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橋の下のお堀には青鷺と鯉、それにカメさんたちが仲良くボーっとしてました(^^;) 

ワタクシもそんなんしてたいです(^^;)

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これは「食堂」ですが「しょくどう」ではなく「じきどう」と読みます(^^)

この食堂の中には四国霊場八十八か所の納経所があるんですね。

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四国八十八箇所お遍路の旅をするなら、まず香川出身の「弘法大師」こと空海に、ここに来てお参りしなさいとのことでした(^^;)

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元は国宝の「千手観音菩薩」とそれを護衛する「四天王像」が安置されていましたが、1930年の火災により、千手観音像は「宝物館」へ移転しました。これは9月20日から開帳とのこと、是非見てみたい仏像です!

今ここには焼け焦げて炭化した四天王像が、焦燥と迫力の形相で安置されていましたよ(^^;)

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東寺と言えば「不二桜」と「五重塔」というくらいここは有名な美しさです。

春先は八重紅枝垂桜のピンクが美しく、五重塔は平山郁夫画伯の絵にも登場します。

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訪れた7月中旬にはサルスベリの花が五重塔を彩っていました。

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国宝の色は黒っぽいです。醍醐寺の五重塔の極彩色と比べるとその違いに驚きます。

826年の弘法大師の創建ですが、実は4度も焼失し、1644年に徳川家光による5度目の再建なんですね。

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高さは55mもあり、現存木造建築として、古塔として最高の高さだそうです。

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中には仏舎利を安置すると同時に、心柱に「大日如来像」を、周りに仏像を配置した「曼荼羅」という密教空間を形成しています。

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それにしても実に雄大で感動的な威容の五重塔でしたー。

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さてその手前、「金堂」は796年創建、1603年再建の桃山建築です。

ここに安置されている重文の、「薬師如来像」と左右の「日光菩薩像」と「月光菩薩像」の迫力はすごいです!

一見の価値ありですよ(^^)

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ラストに境内の中心にある重文の「講堂」ですが、796年創建1603年再建の室町建築です。

ここは中を見れませんでしたが、重文の「大日如来像」や国宝の「梵天」、「帝釈天」、「不動明王」が見どころのようです。

他の見どころは北西にある「大師堂」で御影堂とも言われ、弘法大師の住居だった建物で国宝に指定されています。

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というわけで、「東寺」を後にする時になって猛烈な勢いで降雨がありました。

空海は遣唐使として唐に渡り師に仕え、真言密教を苦難を乗り越え敷衍しました。

その思いや行動は想像するに及びませんが、果たしていかばかりだったのでしょうねえ。

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モモ:ふーん、法然さんも、祇園祭を支えた町衆も、空海さんもみんなすごかったんだねー。

momiji:そうじゃよ、皆さん寝像アートでサッカーなんかやっとらんかったと思うがのう。

語り手:ということで先哲たちの爪の垢でも飲ませたい二人なのでしたー(^^;)

<おまけ>

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改修後初めて東京駅丸の内口に行きましたー(^^;)

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帰宅を急ぐサラリーマンさんたち、お疲れ様です。イヤ飲み会かなあ(^^)

ということで次回はまたまた東京の話題になりそうな気配がしていますー(^^;)


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ぞく浅草 浅草寺界隈 歴史と芸能の街なんだね

みなさんこんにちは!恒例のご無沙汰です(^^;)

猛暑だったり豪雨だったり、お天気が異常ですよね。

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モモ:暑すぎる日もあるけど大雨の日も多いんだよねー。

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momiji:そうじゃのう、我が家の八朔は雨で喜んだろうが、桃は暑すぎて腐ってしもうたしなあ。

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モモ:雨上がりに散歩してたら色んなことがあったんよねー。

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モモ:見上げたらニャン子さんが、「こっち来なくていいよ」みたいに潜んでたんだよねー。

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モモ:それとさあ、ショックだったのはあの芝生や桜が咲いてたお家だけどさあ・・・

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momiji:工事ですっかり取り壊されとったのう、びっくりしたわい。

語り手:というわけで、今回も「浅草」界隈のご紹介ですよ(^^) 少し長めですかねー(^^;)

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今回は主に、赤丸の「雷門」、青丸の「宝蔵門」、緑丸の「本堂」、そして茶丸の「五重塔」、桃丸の「新奥山」ですよ。

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最近浅草は人出が多く、スカイツリーとセットで訪れる観光客や修学旅行生、ガイジンサンがいっぱいです。

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この日も平日ですが、有名な「雷門」あたりはすごい人出です。

金龍山「浅草寺」は1400年もの歴史があり、都内では最古のお寺です。

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「雷門」は942年に「平公雅(たいらのきんまさ)」によって建立。

別名「風雷神門」とも呼ばれ、右側に風神像・・・

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左側に雷神像がいかめしいです(^^)

裏側から見ると・・・

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右側には女性の「金龍像」・・・

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左側には男性の「天龍像」がおわします。これらは「護法善神」なんですね。

「伽藍守護」、「天下泰平」、「五穀豊穣」の守り神なんです。

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門下の大提灯は、かの松下幸之助さんが病気平癒のお礼に昭和35年に寄付したものだそうです。

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どれくらい人出が多いかっていうと、こんくらいですね「仲見世」通りは。

この浅草寺への参道の両側にはいーぱい楽しいお店があるんですよね(^^)

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浅草っていうとやっぱこれでしょ、雷おこし。

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それにお土産の定番は「人形焼」ですよね。

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暑い中、職人さんが手焼きしてましたー(^^;)

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お箸屋さんや和傘のお店は日本人だけじゃないですね。

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「KIMONO」のお店もそうですが、きっとガイジンサンが目当てでしょうね(^^)

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1本200円のラムネ売りのおっちゃんのリヤカーも頑張っていました(^^)

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修学旅行生に大人気だったのが、「アイスもなか(浅草ちょうちんもなか)」でしたね。

暑いから余計に美味しかったんでしょう(^^;)

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さて、そうこうしているうちにやって来たのは「宝蔵門」ですね。なかなか形と色合いが美しいですよ(^^)

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新しい「宝蔵門」は昭和39年に再建されたものです。

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別名を「仁王門」といい、仁王様が護衛なさってるんですね。

木曽ヒノキ製で高さ5.45m、重さは1tだそうです。

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この門の裏には4.5mもある「大わらじ」が下がっています。

縁あって山形県の方々800人が1か月がかりで、藁200kgを使って製作し奉納したのだそうです。

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この「宝蔵門」に向かって左にそびえるのが「五重塔」です。

消失前は反対側にあったそうですが、元は942年に「平公雅」の手になるそうです。

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高さ53mのこの五重塔も美しいですね。

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中には「仏舎利(釈尊の遺骨)」がスリランカ政府の協力で奉納されているそうです。

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両方の間にあるのが、この「なでぼとけ」ですね。なでたところが良くなるのだそうです(^^)

膝が痛いのかよく撫でられていましたが、頭を一番撫でる方が多いようです(^^;)

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さて、本堂前まで来ると煙がモクモクです。ゴマを焚いているんですね。

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本堂も美しいのですが・・・

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あまりの人の多さに、じっくり拝んでおられません(^^;)

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金色の装飾の拝殿が立派でしたね。

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さてその本堂を後にして、北方向(浅草六区)へ進んでみます。

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そこの小さな一角にあるのが「奥山(新奥山)」ですね。ここは前回も少し触れましたが、かつて明治期には露店や見世物小屋、盛り場などで賑わった場所です。多くの演劇人や俳優を輩出しています。

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浅草を7つの区画にするときに整地して、歓楽街は六区方面に移転しました。

今ここからは五重塔とスカイツリーが並んで見渡せます。

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今も残るのは、演劇や芝居、ダンスなど観光事業の功労者碑や・・・

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「映画弁士塚」とは映画業界にかかわる会社や俳優さんたちの記念碑・・・

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そして「喜劇人の碑」など、演劇や芸能にかかわる方たちの記念碑です。

つまりここは近代芸能文化の発祥の地、大衆娯楽や演芸の聖地なのですね。

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六区につながる「西参道商店街」はひっそりしていました。

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黒柴さんが落ち着いていましたが、商店街に人が押し寄せるほど人気が出て欲しいです(^^;)

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浅草六区にある「東洋館」です。ビートたけしさん縁のフランス座のあったところですね。

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今も有名・無名の芸能人が活躍しています。人の入りはどうなんでしょうか。

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こんな身近な大衆芸能が民衆文化が息長く続いて欲しいと思いましたね。

モモ:うーん、やっぱり雷門と浅草寺は賑やかだったしすごかったよねー。

momiji:そうじゃったのう、それに比べて六区はちょっと心配じゃったのう。

語り手:今や芸能もTVやネットやDVDで気楽に見られる時代ですが、わざわざ足を運んで隣の人と大声で笑ったり涙するのもいいもんだなと思いますね(^^)

<おまけ>

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東京駅で昼ごはんに名物ラーメンを・・・と思って八重洲地下街の「東京ラーメンストリート」に行きましたが、人がイパーイ並んでてとても無理でした(^^;)

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しょうがないので、「東京キャラクターストリート」でせめてお遊び気分だけ満たして帰りました(^^;)

モモ:暑いから気をつけてねー。じゃあまたねー!


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浅草と国立 歓楽街と住宅街 ずいぶんと違うねえ

みなさんこんにちは。恒例のごぶさたです(^^;)

梅雨は終わったんでしょうか、まだ降るような涼しいような暑いような天気ですよね。

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モモ:雨降りの合間の散歩ってむずかしいよねー。

momiji:そうじゃのう、降られるのも地面が濡れとるのもイヤなもんじゃのう。

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モモ:散歩の途中で見つけたんだよね~。

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momiji:おお、あのアジサイのことじゃな。

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モモ:白いのも良かったけどさあ・・・

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モモ:ピンクのも良かったよねえ。

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momiji:そうじゃ、わしゃどっちか言うとピンクが元々好きじゃのう(^^;)

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モモ:アザミも綺麗だけど、お客さんがいたんだよね~。

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momiji:おお、ありゃアゲハ蝶じゃろうて。

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モモ:我が家の八朔にも実がついたんだよね~。

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momiji:まだ小さいがの、大きくなるのが楽しみじゃ。

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モモ:桃だって1個だけ実がついたんだよね~。

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momiji:葉っぱの裏に隠れとったが、もうずいぶん大きゅうなっとったわい。

語り手:ということで、何の脈略もありませんが(^^;)、今回は都心の歓楽街「浅草」と都下の住宅街「国立」の話題です。恒例の長めかも(^^;) (奈良でなくてゴメンネかぁしゃんさん)

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下町の台東区浅草は西は上野かっぱ橋方面、東は隅田川からスカイツリー方面です。

その中心は有名な「浅草寺(せんそうじ)」ですよね。

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西の国際通りから1本入った通り(青線)の界隈は、「浅草六区」と呼ばれる歓楽街です。

四角で囲った施設には、演芸場や映画館、パチンコや浴場、馬券売り場など大衆娯楽場のメッカです。

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浅草寺に連なる街なのですが、1884年(明治17年)に境内が7つの区画に分けて整備されました。

そのうちの六区がこの界隈に当たります。

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そのころから一大繁華街が形成され、大正時代には「浅草オペラ」、昭和時代は「浅草レビュー」などで繁盛しました。

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現在も歓楽街の名残を多くとどめ、遊園地の「花やしき」・・・

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「六区」をもじった「ロックビル」には・・・

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有名な?「ロック座」などがあります(^^;) ビートきよしさん縁ですね。

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「浅草演芸ホール」は今も有名な方々が出演されています。

このビル「浅草東洋館」には昔「フランス座」というストリップ劇場があり、ビートたけしさん縁なのですね。

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と言いますか、演芸関係者では伴淳三郎さん、水ノ江瀧子さん、田谷力三さん、渥美清さん、コント55号、浅香光代さん、東八郎さんなど、日本の演芸史の代表の方々が活躍された場所なんですね(^^)

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「新仲見世」の商店街を浅草寺に向かって進みます。

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ちょうどお昼だったので、早速「聚楽」さんで頂きました「ナポリタン」(^^)

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あまり飾り気のない・・・確かに「昔懐かしのナポリタン」の感じはしましたが。

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意外な店が多いんですね、ここはタワシ専門のお店です。

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ここは草履専門のお店ですよ。

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ガイジンサンに人気なのはお人形と扇子のお店です。ドールで陳列がセンスいいです(^^;)

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ここはお面や飾り物のお店のようですね。

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いい香りは厚焼せんべいの醤油の焼けるカホリですね(^^)

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その先はと言いますと、皆さんよくご存じの「雷門」から「浅草寺」に通じる参道ですね。

この界隈のすごい賑やかさは次回お届したいと思います(^^)

さて翌日仕事で向かったのは・・・

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都下、中央線で「国立(くにたち)」ですね。

南口から300mほど先には「一ツ橋大学」があります。

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南口を出て驚くのは緑が多いことです。

「大学通り」沿いが公園というか花壇として整備されています。

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商店街と住宅街が一体となった文教地区という感じでしょうか。

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通りというよりもまるで花壇のようです。

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さながら「モネの庭」という感じです(^^)

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今時ですから花が多いですね。

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小雨の中、アジサイも大輪を咲かせていました。

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樹木もとっても多いんですが・・・

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これは「市保存樹」のソメイヨシノだそうです。

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商店もいい感じのお店で、ほっと一息つけそうです。

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街並みに溶け込むような店舗づくりが必要でしょうね。

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通りのすぐ裏手は閑静な住宅街です。

暮らしやすそうなこの街はとても気に入りました。

こんな街に住んでたらもっと落ち着きのある、頭の良い子に育っただろうにと想像させられました(^^;)

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モモ:浅草六区の歓楽街と国立の住宅街は真反対の街並みだねえ。

momiji:そうじゃったなあ、両方とも目的も意義もあるんじゃが、環境の相違に頭が追いつかんわい。

語り手:ということで、やっぱ近所の散歩が一番いいなあと出かけた二人なのでした(^^)

<おまけ>

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渋谷区幡ヶ谷にも行きました。新宿から京王線ですね。

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お昼は甲州街道沿いで「一杯めし屋」に入りました。

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いろんなお惣菜が豊富でびっくりしましたよ(^^;)

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しかも620円お安いんですよね(^^)

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キュウリの酢の物と焼きサバがとっても美味しかったです(^^)

昔、「やしろ食堂」ってあったけど今はどうなんかなー。こんな「一杯めし屋」たくさんあるといいなー(^^)

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夜は1年半ぶりに笹塚の「比企理恵」ちゃんのお母さんのお店に一杯飲みに行きました。ママは元気でしたー!(^^)

モモ:みなさん不順な天候に気をつけて下さいねー、じゃあまたねー!


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ぞく京都 新緑に巡る やっぱヒーリングかな!

みなさんこんにちは、恒例のご無沙汰でございます(^^;)

っていうか暑くなりましたよね。世間では今日は父の日だそうですね(^^)

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モモ:父の日ってさあ、日ごろのお父さんの努力に感謝する日なんでしょ。

momiji:そうなんじゃよ、でもなどれだけのお父さんが日の目を見てるんかのう・・・

語り手:というわけで日の目を見ない全国のお父さんにも、京都の癒しヒーリングをお届けしましょう(^^;)

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今回の京都の旅は大きく3か所ですよ!

京都市内を北西から南東にナナメに横断です(^^) ちょっとナガメですがご機嫌ナナメになさらずに(^^;)

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まずは北西、嵐山界隈ですね!

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小雨に煙る「桂川」沿いから「渡月橋(とげつきょう)」と嵐山は絵になる光景です。

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なんせここは桜や紅葉の見どころなんですね。

平安時代から貴族の別荘地として、一条天皇も舟遊びを楽しんだんだそうですよ(^^)

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手前の街並みには阪急電車の嵐山駅があるんです。

近くには「大覚寺」や「法輪寺」などの見どころもありますからね。

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天井や柱が青竹で飾られていて、近くの「嵯峨野」を連想させますね。

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土産物屋さんがいっぱいなのですが、柴漬けやすぐきなど京都らしくお漬物がありました。

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たまねぎのお漬物ってどうなんですかねえ(^^;)

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商店街の一角にはかの「京都嵐山美空ひばり座」もありましたよ(^^) 彼女が大好きな知り合いのためにお土産を買いましたがね(^^)

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ぶらぶら歩いているとお昼になりました。どっか良さそうなお店ないかなー。

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「丁子屋」さんのかつ丼とそばのセットにしました。味はまずまずではないでしょうか(^^)

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さて腹ごしらえも出来たところで、渡月橋を渡ってみましょうか。

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この橋は848年に僧「道昌」が架橋したものです。

長さが154mで欄干のみ木製だそうです。現代ですからね当然橋げたはコンクリですよね。

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渡月橋のすぐ上流に「一ノ井堰(いちのいぜき)」があって、上流は「大堰川(おおいがわ)」と呼びます。

その上流は渓流下りで有名な「保津川」ですよね。

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堰によって満面に水が湛えられています。舟遊びもできるんですね。

水面と嵐山も小雨に煙っていますが、なんとも風流な絵になりますねえ(^^)

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少し嵐山に寄ってみましょうか。

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渡月橋の端から降りてみます。

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石畳の上を堰のほうへ歩いてみます。

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ははあ、この堰は下流域の田畑を潤すために、すでに5世紀末から出来てたんですね(^^;)

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堰の上では鵜たちがのんびりしていました。

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一方川面には船乗り場があり・・・

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ヒーリングされたい人達がのんびり舟遊びを楽しむんでしょうね(^^)

さてさてお次に向かいましょうか。

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やってきたのはここです、京都市中心部の「西本願寺」、世界文化遺産です。

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浄土真宗本願寺派の総本山で、親鸞聖人のご廟所として1591年に建立されました。

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桃山文化を感じる入母屋の美しい建築美ですよね。

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東部に位置する真宗大谷派の「東本願寺」と双璧をなす大寺院です。

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この本堂、「阿弥陀堂」は重要文化財です。

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木製の階段を上っていくと・・・

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信徒なのか観光客なのか知りませんが、敬虔にお祈りしておられました。

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「伝廊」も節くれや傷が蓄積されて、悠久の歴史を感じます。

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伝廊で南に連なる「御影堂(ごえいどう)」・・・ここに親鸞上人の像が安置されています。

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その前面の「御影堂門」とも重要文化財です。

ここには「飛雲閣」や「北能舞台」、「書院」や「唐門」などの国宝もあります。

さて、ラストにご紹介は・・・というか是非見たかったのは・・・

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南東の伏見区にある「醍醐寺(だいごじ)」ですよね。ここも世界文化遺産なんです。

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ちなみにこの「唐門」は国宝に指定されていますよ。

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しばらく進んで行くと「仁王門」ですね。

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京都の仏閣の中でも最大規模の面積なんですね。 

僧「聖宝」に874年に開基された真言宗醍醐派の総本山です。ちなみに「醍醐天皇」ゆかりの「醍醐」って、発酵段階の最上の状態を言うそうです。「醍醐味」っていうヤツですよね(^^)

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国宝の「金堂」ですね。

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撮影は無理でしたが、本尊は「薬師如来像」だそうです。

さて本当に見たかったのは実はこれです!

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国宝の「五重塔」ですよ!

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なぜかって、京都で最古の建築物、さらに塔屋ですからね!

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朱雀天皇が931年から20年かけて完成させたものです。

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現存する最古の木造建築物とあって、装飾は単調ながら寄木や棟木、垂木などの造形美は際立っています。

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高さは38m、内部の壁画も含めて堂々とした国宝ではありますね。

京都って我々の古里みたいな、なんかヒーリングされたような旅なのでした。

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モモ:さてさて、今回も長くなっちゃってるんじゃないのー。

momiji:おおそうじゃな、夢中になって忘れずに、皆さん水分補給しなされよ。

語り手:梅雨に入ったのか、いつ明けたのかわかりませんが、暑くなったことだけは確かですね。

というところで京都の新緑に巡る旅、ひとまず終わりです。毎度の長文大変失礼致しましたー(^^;)

<おまけ>

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京都旅行の閉めは大阪での一泊でしたー。

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「風月」さんの焼きそばとお好み焼きにもヒーリングされましたよ(^^)

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ではみなさん、ボラギ写真と熱中症予防、心がけてねー(^^;)


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京都 新緑に巡る やっぱ深いよねー!

皆さんこんにちは、もう梅雨に入ったそうですね、ホントにそうなんですかね(^^)

でも日中暑すぎると思えば、朝晩は冷え込んだりしますので注意が必要ですよねー(^^;)

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モモ:もう6月だからさあ、ボラギだけでなく熱中症に気をつけなくっちゃねえ。

momiji:そうなんじゃよ、知らん間に汗かいとるから水分補給が大事じゃぞ。

語り手:ということで、今回は新緑(4月末)の京都を巡る旅ですよ、長文ご注意です(^^;)

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まずは南東の「伏見稲荷」からですね。なんせ有名なのにまだ行ったことないですからねー(^^;)

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伏見区なのですが、JR京都駅からも遠くないんですよね。

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参道を登っていくと鮮やかな朱色の鳥居が迎えてくれますよ。

この時期修学旅行生も多いですねー。

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やはり朱色に染まる「楼門」は左右対称で美しいですね。

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左にあるのは「手水舎」で、やはり朱色なんですね。

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「お稲荷さん」だけにコマイヌではなくて「オキツネ」さんなのですね(^^;)

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これは門内に向かって左におわすので「左大臣」でしょうか。

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こちらは「右大臣」でしょうかね。 本殿側からいうと逆になりますがね(^^;)

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うーん、やはり拝殿も朱色が鮮やかで見事ですよ(^^)

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「神楽殿」はちょっと色や趣が違ってシックな感じですね。

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重文の本殿のみ屋根が丸みを帯びていますが、やはり朱色なのでした。

ここは全国4万社の「稲荷神社」の総本社だそうです。主祭神は「宇迦之御魂大神(うかのみたまおおかみ)」という難しーい呼び名です(^^;)

ご利益は農業(五穀豊穣)、商売繁盛、交通安全なのだそうですよ。

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ここでめずらしくお守りを買ったんですよね(^^;)

左下の黒いヤツ、「達成のかぎ守」だそうです、ワタクシ営業ですからね(^^;)

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裏手の稲荷山入口にあるのが「千本鳥居」ですよ。

信者が奉納したんだそうです。稲荷山全体では1万をも数えるそうですよ(^^)

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中間地点にはすれ違いを分けるように配置されてますね。

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皆さんが持ち上げてるのは石なんですがね・・・

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これは「おもかる石」といって、灯篭の石を持ち上げて、予想より軽ければ願いが叶うんだそうです。

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絵馬所もあるんですが、変わってますなあ、絵馬がオキツネ様じゃあーりませんかあ(^^)

しかもバラエティに富んだ手書きですよね。 大学に合格しますようにっていうのとちゃいますね(^^;)

さーてさっさと次に進んじゃいましょう。

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この「矢射場」は縁側に腰掛けて、軒高さ5.5m、距離120mを通して一人1万本も射抜くのだそうです。

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そう、ここがかの有名な「三十三間堂」です。ワタクシが最も感動した見どころですよ!(^^)

後白河上皇の所産ですね。

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なぜ感動したかというとですね・・・

なんと黄金の千手観音像が千体も安置されていたんです!

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黄金っていっても当然色は落ちていますがね、1体の精巧な銅像のつくりが素晴らしく、それが圧巻の千体なんですよ!まるで中国の「ヘイマヨウ」ですね(^^) 撮影禁止だったのが大変もったいないですう(^^;)

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本尊の観音像も金色でとてもでかいんです!

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さらに前列には風神像、雷神像、四天王像など、国宝の銅像二十八部衆像も並んでいるんですよ!

盛り上げながらもささっと次に進みましょうかね(^^;)

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道すがら立ち寄ったのは「京都国立博物館」ですね。

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宮廷建築家「片山東熊(かたやまとうくま)」の手になる洋風の重文です。

時間があれば見たかったのですが、国宝27点、重文181点をも収蔵しています。

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ここは国宝「二条城」ですね。

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あの平和革命「大政奉還」が行われたことで超有名ですね。

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中学の修学旅行で、「ウグイス張り」を踏んだのを覚えています(^^;)

さてさて翌朝になりましたよ(急にかい!) (^^;)

今朝は「京都御所」のある京都御苑を散策することにしました。

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かつての宮中ですからね、立派なたたずまいですよ。

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烏丸(からすま)方面から向かうと、「蛤御門(はまぐりごもん)」から入れます。

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実はこの門には曰くがあったんですね・・・

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これは弾痕ですね、いわゆる1864年の「蛤御門の変」で、尊王攘夷派の長州藩と徳川幕府方の会津、薩摩、桑名藩が衝突したんですね。

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苑内は素晴らしい景色とはるかな静寂の世界です。

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喧騒を忘れ、自我を取り戻せるような空間と時間です・・・(^^;)

とにかく新緑の庭園や椋の木などの樹木が素晴らしいんです!

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枝垂れ桜とか・・・

いろんな樹木があるんですが・・・

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こんな株別れや・・・

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こんなに存在感を主張する松・・・

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もたれかかったような松?・・・

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イヤ、抱きついたような木でしょうね(^^;)

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元は公家屋敷が立ち並んでいましたので、鎮守社の名残の神社もあります。

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梅林や桃林もありましたが・・・

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遅咲きの八重桜の下で声をかけたんですよね(^^)

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こっちをなかなか向いてくれないのは・・・

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ごっつい柴の「リキマル」くんですね(^^) どっかのブロガーさんのような名前です(^^;)

さて長くなっていますので駆け足で次です(^^;)

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重文の京都府庁旧本館なんか、ゆっくり見てる場合じゃないっす(^^;)

日本最古のルネサンス建築であってもですね(^^;)

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で、急いでやってキタノは・・・「北野天満宮」ですね(^^;)

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まず入口左の「絵馬所」で度肝を抜かれます(^^;)

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これは素晴らしい絵馬がたーくさんかかっているじゃ、あーりませんかあ(^^;)

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さすが京都ですね、こんなに歴史のある絵馬が平然と飾られている・・・

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ここはあの「大宰府天満宮」と同じ「菅原道真」が祭られていますよ。

学問の祭神だけに修学旅行生でいーっぱいでした(^^;) 梅は50種2000本あるそうです。

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当然のごとく神の使いの臥牛ですよね(^^) 「撫で牛」だそうです。

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撫でるといいことあるんでしょうかねえ(^^)

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1607年創建の入母屋の本殿は国宝なんですよ。

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この日も京都の日本のお宝たちはしっとりと雨に濡れていたんですよね。

日常の煩悩をさらりと洗い流してくれるような、京都の新緑巡りの旅でしたー。

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モモ:あのさあ、雨が降ったり照ったりするけどさあ、6月だから熱中症怖いんでしょー。

momiji:そうなんじゃよ、脱水すると血液が粘っこくなってな・・・

語り手:冒頭と同じこと言ってるのに気がつかない、熱中頭の二人なのでしたー(^^;)

毎度毎度の長文・乱文で大変失礼しましたー(^^;)


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