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奈良 法隆寺 きんぎょにあった

皆さんこんにちは、まいどまいど恒例のご無沙汰です(^^;)

秋はめっきり深まり、「秋冷」のあいさつ文が似合う季節になって来ましたね(^^)

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モモ:皆さんはどんな秋をお迎えでしょうかねー。

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momiji:そりゃあやっぱり季節がら、紅葉の秋じゃろうて。

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モモ:そうだよねー、いつもの散歩道のツタにまで、確かに秋は来てたよねー。

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momiji:そういうお前さんは、「食欲の秋」じゃないんかいのう、ご飯粒を鼻につけたりしおって・・・。

語り手:というわけで、今回は長年の念願がかなって奈良・大和路の旅ですよー(^^)

かあしゃんさんや奈良在住の皆さん、大変お待たせ致しましたー(^^;)

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今回旅したのは、赤四角の「奈良駅」からもほど近い、オレンジ四角の「大和郡山」にあるオレンジ丸の「金魚資料館」、それにすぐキンギョにある茶丸は斑鳩町の名高い「法隆寺」ですよ(^^)

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10月の下旬にJR郡山駅前のホテルに宿泊したんですよね。

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結婚式場も兼ねたオッサレーなホテルでしたよ(^^)

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ここのフロントにもありましたね、地元特産の金魚のお土産の数々。カワイイので思わず買っちゃいましたー(^^)

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大和郡山市って奈良県の北部にあって、人口は9万人ほどののどかな町なんですがね。

水利や溜池に恵まれた特産が金魚ということで有名なんですね(^^)

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街中のあちこちにある溜池・・・

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よーく見ると金魚の稚魚の養殖池なんですね(^^)

私もムカーシ金魚を飼ってたこともあり、次の所に行ってきましたよ!

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それは「郡山金魚資料館」なんですね(^^)

しかし車でここまでたどり着くのは大変でした、田んぼのあぜ道くらいの路地しかないんですから(^^;)

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公営のさぞかし整備された施設かと思いきや・・・、実に質素な佇まいの民営でした(^^;)

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しかし先代の方の篤い思いで、金魚の館や資料館などを整備され、無料で開放しておられるんですよね。

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資料館には珍しいもの、貴重なものがたくさん展示されていました。

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金魚をモチーフにしたオブジェや玩具・・・

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工芸品や民芸品などですね。

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全国各地の年代物もたくさん展示されています。

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江戸期の錦絵もありますし・・・

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「滝沢馬琴」の「「風俗金魚伝」など貴重な書物もあります。

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金魚の館には金魚の父と呼ばれる農学博士「松井佳一」の銅像もありました。

それを取り囲むように30ほどの水槽に、珍しい金魚たちが飼育されていたんですね(^^)

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和金やキャリコ、丹頂など一般どころはもちろんですが、オランダシシガシラや・・・

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東錦(アズマニシキ)なんていう配合種(オランダシシガシラと三色出目金)・・・

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青文魚(セイブンギョ)や茶金(チャキン)などめったに見られない種も保存されています。

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花房(ハナフサ)は鼻孔が盛り上がってて背びれが無いのが特徴です。

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さらにジャンボオランダや・・・

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ランチュウは金魚の王様って言われるそうです。

ガラスにしかめっ面で映ってるのはエツランチュウの誰かさんが撮影中です、心霊ではありません(^^;)

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ひょうきん顔なのは中国で宮廷金魚と呼ばれる頂点眼ですね(^^)

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たくさんの水槽では即売もやっているんですね。

1匹3000円のお高いヤツも居れば・・・

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1匹8万円の超お高いヤツまでおりまする(^^;)

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大和郡山市の金魚生産シェアは40%、7千万尾が全国に出荷されているんですね。

さてさて金魚が長くなりましたが、お次はキンジョに向かってみましたよ(^^;)

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かねてより是非行ってみたかったところ、それは・・・

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参道には奈良漬も色んな種類の奈良漬を売っていましたし・・・

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食堂での名物の梅うどん・梅そばは美味しかったですね(^^)・・・

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ツヤツヤの麺に梅が練りこんであり、おっきな南高梅も入ってましたし・・・

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柿の葉寿司の酸味と塩味もいい塩梅でした(^^)・・・

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そここそがここ斑鳩(いかるが)町の「法隆寺」なんですよね(^^)

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国宝の「南大門」を入っていきますよ。念願だったんですよね(^^)

法隆寺は「聖徳太子」の607年の創立と言われています。

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正面に見えるのは「西院伽藍」の「中門」と「五重の塔」です。いずれも国宝ですね。

金堂や大講堂なども世界最古の寺院建築、木造建築といわれていますよ。

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中門には金剛力士像、「阿・吽(あうん)」の像が両側におわします。

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1993年に日本で初めて姫路城とともに世界文化遺産に登録されたのですね。

法隆寺には国宝や重文が目白押しです(^^)

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夢殿にも似た「西円堂」や・・・

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鐘楼(しゅろう)も国宝に指定されています。

おそらくこの鐘が「正岡子規」の有名な句に登場する鐘ではないかと思います。

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鏡池のほとりにあるのがその句ですね(^^)

  「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」

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美しい五重塔もやはり国宝であり・・・

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屋根幅が上ほど逓減していて、最上層は最下層の半分なのですね。

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国宝「夢殿」に向かう参道では・・・

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正岡子規も食べたかも知れない甘い柿が1個100円で売られていました(^^)

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そばの民家の庭先にも甘柿が色づき始めていましたよ。

モモ:そっかー、金魚ってほんとかわいかったよねー。それで民家の柿も美味しかったの?

momiji:お前さん何を言っとるか、聖徳太子サンの前だけはそんなこと出来るはずないじゃろうて。

語り手:というわけで、結局は「食欲の秋」に落ち着いた二人なのでした(^^;) 毎度の長文失礼しましたー(^^;)


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北陸 苔寺2寺 2児がこけてら

皆さんこんにちは、超ロングのご無沙汰で恐縮です(^^;)

朝晩は冷え込むような、そうでもないような微妙な天気ですよね、布団の掛け方が難しいですね(^^;)

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モモ:なーmomiji、子供みこしも過ぎ去って、秋本番なんだよねー。

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momiji:おお、そうじゃのう、白色のギンモクセイもいい香りじゃったのう。

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モモ:お散歩のときにイパーイ(モッズパンツさん風)どんぐりも落ちてたんだよねー。

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momiji:お前さん、どんぐりかじっておったが、味気なかったじゃろうて。

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モモ:でもさあ、味気のある何かも落ちてたんよねー。

momiji:そりゃあアケビじゃろうよ。でもあの憎たらしいカラスめが中身をさらとったわい。

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モモ:でもまあいいんだー、すっかり紅葉したハナミズキも綺麗だったしねー。

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momiji:そうじゃのう、黄色いタンポポのような蕗の花も綺麗じゃったからのう。

語り手:というわけで、今回は晩夏に訪れた北陸の「苔寺(こけでら)」の話題ですよー(^^) 長めですけど(^^;)

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赤丸は石川県小松市の「那谷寺(なたでら)」、黄色は福井県勝山市の「平泉寺(へいせんじ)」ですね。

いずれも日本三名山、三霊山の「白山(はくさん)」信仰のお寺なんですよ。

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まずは那谷寺ですね。粟津温泉、山中温泉、山代温泉、片山津温泉などで有名な、加賀温泉郷にあるんですよね。

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山門を入ると、なにやらしっとりした感覚に気がつきます(^^)

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そうです、それがうっそうとした杉木立に映える「苔(こけ)」なんですよね(^^)

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皆さんあんまり苔って興味ないかも知れませんが・・・

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けっこういい味を醸し出してるんですよね(^^)

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地面全体だけではなくって、木立の根元や石灯篭の屋根まで苔蒸してるんです。

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そして「青苔」って言うらしいですが、その鮮やかな緑色や緑錆のような色合いが美しいんです(^^)

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あたり一面が苔蒸した参道を進んでいくと、美しい「琉美園」があります。

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ここで珍しい光景に驚くのですが、「奇岩遊仙境」ですね。

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どうでしょうか、今時のハロウィンのお面か、一本足の傘のオバケのように見えます(^^;)

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口の中の歯抜けのように見えるのは、お地蔵さんなんですね(^^)

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ここは人が登れるようになってはいるのですが・・・

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結構急俊で大変なんです(^^;)

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女性やハイヒールはしんどそうですよ(^^;)

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その分上からの眺めはいいんですがね。

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この岩山を見てワタクシはピンときましたね(^^) 瀬田の石山寺によく似てるんです。

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石山寺の岩は珪灰石(けいかいせき)ですが、ここは凝灰石(ぎょうかいせき)なんですね。

ただいずれも火山性岩であり、特にここは太古には噴火口だったと言われています。

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我らが師匠、松尾芭蕉も「奥の細道」の中でここで句を詠んでいますね(^^)

「石山の 石より白し 秋の風」

秋の風というのは風水では白色だそうです。

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岩窟を利用した「胎内くぐり」と、「十一面千手観音」を祭った、重文の本殿「大悲閣」や・・・

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やはり重文の、大日如来を祭った三重の塔などもあります。

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この那谷寺は717年に「泰澄(たいちょう)」の開祖になり、高野山真言宗のお寺です。

1474年には加賀一向一揆で焼き討ちに遭ってるそうです。

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加賀温泉郷のおかみさんたち=Lady Kagaさんたちも、湯治客がBad Romanceにならないように、お・も・て・な・し、の心で頑張っておられます(^^;)

さてさて長くなってしまいました(^^;) お次は平泉寺白山神社ですよ。

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福井県勝山市にある有名な苔寺、平泉寺も717年に「泰澄(たいちょう)」の開祖になります。

泰澄さんてスゴイですね(^^) でもなぜ天台宗だったのか(^^;)

平泉寺って言っても明治政府の神仏分離令で神社になったんですね。

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ここも境内に入ると、苔むしたしっとりした雰囲気です。

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この日は休日だったためか、やたら子供さん連れが多かったんですよね(^^) 石を乗っけてます。

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一の鳥居を過ぎると・・・

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社務所があり、その前の庭なんですが・・・

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旧玄成院庭園(きゅうげんじょういんていえん)と言って、室町時代の枯山水の庭園跡があります。

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物に見立てたり配置が工夫してあるらしいのですが、ワタクシにはよくわかりませんでした(^^;)

しかしよくわかったのはこれですね!

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青苔っていうんでしょうか、まるで人工芝か絨毯のような苔が見事ではありませんか!

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我らが師匠、松尾芭蕉の句碑もやっぱありましたね(^^)

「うらやまし 浮世の北の 山桜」

(うらやましいな、金沢に隠棲している、句空さんの境遇が)

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さらに奥に進んでいくと・・・

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二の鳥居を過ぎたあたりですが・・・

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苔は一層濃さを増します。

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そして奥にあるのは・・・

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江戸末期に再建された「拝殿」ですね。

1574年に建築されましたが、やはり加賀一向一揆でここも一旦は全廃したようです。

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これは本殿ですが、つっかい棒で支えられていました。

ワタクシはお賽銭を少しだけお供えして、日本の景気と庶民の(ワタクシの)暮らしが良くなるようにお祈りして来ました(^^;)

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すぐ隣にあったのが「株の値上がり」でしょうか(^^;)

アベノミクスかどうか知りませんが、庶民の暮らしよろしくお願いしときます(^^;)

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そんなワタクシを見て笑ってる方がおられました(^^;)

あはは、かわいそうな兄さんよNISAでもやってみな!(^^;)・・・失礼。

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やはり果報は寝て待つのがいいのでしょうかね(^^;)

モモ:へーえ、苔寺2寺って味わい深かったねー。

momiji:そうじゃろうて、苔寺を維持するのも皆さんの大変な努力があってのことじゃ。

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語り手:「苔寺2寺」は石段が多くて、泣き声の方を振り向くと「2児がこけてら」状態でした(^^;)

でわでわこの辺で、毎度の長文とズッコケた落ち、大変失礼しましたー(^^;)

<追伸>

ソネブロさんの「画像認証」なんてめんどくさいんですけど(^^;) 123なんですよ。


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